今は空前のバイクブームです。新型コロナウィルスの影響もあってかヘルメットを被り出かけるという事がブームになってるとかなってないとか…
アクションカメラの普及に伴い、バイクとカメラを購入し、モトブログを始める人が増えているみたいですね。
そんな中で「顎マウント」をやってみたい。
という人が増えており、モトブログを始める人にとっては憧れのマウント方法でもあります。
そんな大人気の顎マウントでも良い事ばかりではありません。今回は「顎マウント」について、やり方や、危険な所、良いところなどを徹底的に解説したいと思います。
顎マウントのメリット
ライダー目線の自由な映像が撮れる
ライダーが観ている視線を一番リアルに撮影できるポジションですね。
ハンドル周りが映り、ブレーキング、アクセルを開閉したり、クラッチ操作、タコメーター、シフトポジション、速度といったバイクに乗っている時の情報が映像に映り込みます。
そして雲一つない晴天を背景に、流れる景色、橋を渡っている時などに横を向けば綺麗な海を撮影出来ます。
バイク好きの皆さんは、この画角を収めたい為にGoproなどのアクションカメラを購入するのですね。
顎マウントの一番のメリットですね。

体を怪我しにくいマウント方法
とても大切なこと。数あるマウントパーツやマウント方法は、バイクを乗ることを想定して作ったものではない物が沢山あります。
これから顎マウントでモトブログ撮影を行いたいという人も、本来の目的を忘れないで欲しい。
一番はバイクに乗って、風になる。綺麗な景色を自分の目で見たい。というのがほとんどですよね?
バイクと一体になる事が、目的なのに、カメラで怪我なんて本末転倒です。とても良くない。
その点で顎マウントは、安全な方では無いのでしょうか。もちろん、完全に安全とは言えません。
外れれば後続車などに迷惑をかける。外れて吹っ飛んでいき、車のフロントガラスに当たったり、バイクが踏んでコケることもあります。
ただ、以外と頑丈で剥がれないですが、さすがに転倒した時には、剥がれ落ちると思いますので、そこはメリット、デメリット両方ありますが、安全ではないでしょうか。
少し話はそれますがYouTubeでネックマウントに注意喚起している素晴らしいモトブログがありましたのでご視聴下さい。
これに関してはチェストマウントも同様言えます。バイク事故の死亡理由として胸骨圧迫などがあります。チェストマウントはがっちり固定されすぎていて外れない可能性があります。
顎マウントのデメリット
首が痛い
これが一番のデメリットだと思います。実は管理人は顎マウントで首を痛めてしまいました。
顎の先端部分に丁度カメラを付けるので、首を振ったり、疲れてくると下向きになってしまいがちの人などは痛めやすいかもしれません。
Gopro Hero7でだいたい120g程度あります。アクションカメラの中でかなり軽い方ですが、最新のGopro Hero9だと153gもあるんです!
そしてモトブログなので外部マイクが必要になってきます。レコーダーなどを使って音声を別撮りしない場合には必須の外部マイクアダプター。
Gopro Hero8とGopro Hero9の場合はメディアモジュラーが必要でさらに重くなってしまいます。
これは結構、首にきますよ。
ヘルメット全体が重くなるのではなく、前かがみになりやすい顎の先端についてるのでそこを支点に首に負担がかかるのです。
勿論、人によりますが、全然平気な人もいますが、以前に腰痛をやったことがある。肩、首回りが凝り固まってる人などは気を付けて下さい。
そういう事例がある人は首を痛めやすいです。あと、冬場などもです。例えばですが、革ジャンを着て、電熱ウェアを着て、リュックを背負って顎マウント。
管理人はこの状態だったのですが、しかも管理人のバイクはネイキッドの中でもかなり前傾気味で寒い中、ずっと背中一面と首などが凝り固まり、首に負担をかけています。血流も悪くなり、首を痛める原因になります。
何度も言いますが、本来の目的はバイクに乗ることを楽しむ事なんです。

引用元:naokiの日常さんから抜粋
顎マウントはなかなか恥ずかしい
これに関しては、最初はみんな恥ずかしいと思いますよ笑
管理人もはじめは信号待ちが嫌でしたね。子供とかにも不思議そうに観られることがあります笑
ですが、これは完全に慣れですね。管理人も慣れました。
ですが、首を痛めて当分つけていなかったんですが、また再開した時には恥ずかしさが復活笑
なので、恥ずかしさを軽減する場合にはシールドをとりあえずミラーにする。
そしてGoproが黒の場合にはヘルメットを黒にする。など色を併せると目立たなくなったりもします。
顎マウントの方法
一番簡単な方法:ストラップマウントを利用
これはフルフェイスに限定されてしまうのですが、一番簡単な顎マウント方法でしょう。
フルフェイスの顎部分に三つ又になったストラップを巻き付けるだけでいう、シンプルなマウント方法ですが、意外と最近、普及してきたばかりなんですね。
確かにこれは簡単。あと外れる可能性は非常に少ないでしょう。
ただデメリットとしてはシールドが完全に閉められない。これはでかい。
モトブログの敵といえば「風切り音」ですが、このマウント方法ではしっかりと風が入ってくるらしいです。しかも空いてる隙間が少しなので、余計に音が大きく感じると思います。
あとガッチリついているので、こけた時にはgoproはちゃんと外れてくれるのか!?この辺りが疑問ですね。
一番主流な方法:3Mのシールでベースマウント
やはり先人たちが試行錯誤しながら作り出し手法が一番な気がする。
管理人はジェットヘルなので、この手法を取らずに色々なマウントを利用し、ジェットヘルでも3Mでベースマウントをつけれる事に気づいてからは、やはりベースマウンを強力なシールでつける方法です。
ただし、ヘルメットに強力なシールを付ける為、剥がしたりする際に後がついてしまう可能性は高いです。
また取り付け方が軟弱であったり、しっかりと脱脂などが出来ていない、不器用な人は苦手な作業で面倒くさいかも。結構、走行中に外れてると聞きます。
ちなみに余談ですが、管理人はジェットシールドの顎部分にベースマウントを張り付けており、湾曲している為、どうしても真ん中部分がシールが接着せず、上と下の部分だけで接着している状態です。
それでも一年以上、外れる事はありませんでした。その部分だけの接着でも、振り回しても一応大丈夫でした笑 取付の際には家で布団の上などで振り回してテストして下さいね。
引用元:NonAlcoholRiderさんのチャンネル登録はこちら
こんなマウントベースもあるみたい
これは珍しい。3Mのシールを三面で取り付ける方法。
ベースマウントが出来たら、カメラ取付とマイクの設置
ベースマウントの作成、取り付けが完了したら後は簡単です。
簡単であり、試行錯誤のはじまりでもあります。
そう、カメラの気に入った画角を決めるのと、一番面倒くさい、マイクの取付位置でしょうか?
マイクを付けるのは簡単でも場所によって音質がだいぶ変わります。
チークパッドの中に入れるのか、インカムの近くにつけるのか、フルフェイスで一番メジャーな鼻の先端あたりにつけるのか。どれも、録画した時の声質やマフラー音が変わります。
人の声質やヘルメットで全く変わるので、撮影してはチェックして、マイク位置を変更を繰り返して、理想のモトブログを目指して下さいね。
以前にマイクやステレオジャックなど紹介している記事がありますので、そちらを参考にして下さい。
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